安藤文恵さん

安藤文恵さん

プロフィール
都立広尾看護専門学校卒業後、昭和大学病院で勤務。小児科および産科以外の看護経験を持つ。得意分野は急性期の術後管理とケアで、消化器外科に関しては多くの知識・技術を持ち、特に胸腔鏡補助下食道切除術の術後の合併症予防に関しては、術前から術後までの患者指導のProtocol作成を行い、患者指導だけでなくスタッフへの教育にも携わり、合併症低下に大きく貢献する。またHCU病棟勤務時は病棟立ち上げメンバーになり、病棟のProtocol作成や病棟管理にも関わる。以前より興味があったアメリカの医療・看護について深く学びたいと思い、アメリカの正看護師ライセンス取得を目指し渡米。現在ロサンゼルスのナーシングスクールに在学中。
看護師経歴:昭和大学病院本院特別病棟6年、消化器外科6年、HCU病棟4年勤務。


Q. アメリカ留学を決意された志望動機ときっかけを教えてください。

アメリカで看護師として働いてみたいという思いは、私が看護学生の時に、アメリカで看護師として働く日本人の方の講演を聞いた時からありました。しかし、まず日本で看護師として働き知識や技術を習得することが重要だと思ったので、その時は看護師留学に関しては深く調べることはありませんでした。

今回私が看護師留学を決めたきっかけは、ロサンゼルスで生活することになったためです。そして、これは日本で培った経験を活かせる機会だと思いアメリカで生活するだけでなく、アメリカの看護を学び看護師として働きたいと思いました。しかし、自分で調べていると、NCLEXを受けるにもソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)が必要だったり、テストを受けるだけでなく看護学校で学びたかったため、看護学校について調べても入学するのにも2〜3 年待ちという情報があり、行き詰まっていました。そんな時に「アメリカ看護」のことを知り、星さんとカウンセリングをすると、看護学校で学びRNを習得するまでに必要なことなどが明確になり、アメリカでの看護師になるためのプランがすぐにできました。この星さんとの出会いも、私にとってここで看護を学ぶ大きなきっかけになったと思います。


Q. 医療英語受講中に苦労した点は何ですか?

医療英語の受講は得るものの方が多く、先生もとても親切で分かりやすく教えてくれたため苦労したことはあまりありませんでした。一つだけ挙げるとしたら、やはり言葉の問題です。語学学校の先生とは話すスピードも全然違いますし、先生の話すことを理解するのに時間がかかりました。しかし、予習と復習をしっかりしておけば先生の話していることも理解できるようになりました。

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Q. 医療英語を修了して良かったと思うこと・得られたものは何ですか?

私は、看護学校入学前に医療英語を受講しました。それで良かったと思うことは、看護学校に入学する前に、アメリカの医療や看護について実際に医療現場で働いてる人から色々話を聞けたこと。これは、私にとって看護師になるというモチベーションが上がりました。そして医療英語の発音の練習ができたこと。日本語英語の発音ではなくネイティヴの発音を実際に聞いて練習できるのは私にとってとても良かったです。また看護学校に入ってから実感したことは、RNのクラスでは医療英語はみんな知っているものとして先生も話をしているため、用語の説明は一切ありません。医療英語を受講していなかったら、きっと私は今まで以上に授業中先生の話していることを理解するのが大変だったと思います。得られたものは、ボキャブラリーはもちろんですが、同じ目標を持つ仲間と出会えたことです。今でもみんなとはお互いに励ましあったり、相談したりできる大事な友人達です。


Q. 現在、看護学校に編入して学んでいるそうですね。

看護学校は、語学学校と全く違い本当に大変です。看護学校に入ってちょうど1 Term 終わったところですが、最初は先生の話すスピードが速すぎて、話していることがほとんど理解できていませんでした。毎日、予習と復習をしてやっと授業についていっている状態で、自分のやっている勉強方法が良いのか毎日不安でした。しかし、私と同じ時期に入学した韓国のクラスメート がいつも励ましてくれたり、他のクラスメート も話を聞いてくれたり勉強の仕方を教えてくれたりしたため、何とかここまで来たと思っています。

まだまだ、クラスの中でも一番ReadingやListening に時間がかかりますが、最初の頃に比べ授業の内容を理解できるようになってきたと思います。英語をまだまだ上手く話せない状態での入学でしたが、毎日の予習と復習、クラスメートの助け、日本で培った知識と経験のおかげで、毎日授業に参加し多くのことを学べるようになりました。今もまだ辛くなることはありますが、これがいずれ自分の糧になると思い、それよりも看護について学習していることで毎日が充実しています。


Q. これから渡米する看護留学日本人へのアドバイスをお願いします。

私はほとんど英語を話せない状態でアメリカに来て、今は看護学校に通っていますが、やはり日本にいる間から英語を勉強しておけば良かったと思っています。それは、毎回語学力の問題で自分の考えを上手く伝えられず悔しい思いをしているからです。英語の勉強といっても、高いお金をかけて語学学校に入る必要はなく、毎日英語を聞いて話す機会があれば随分違うと思います。私の場合は、こっちに来てからですが毎日同じチャンネルのニュースを1日3 回は見ています。それ以外にもドラマやコメディー、リアリティー番組など字幕を付けて見て聴いていると、段々耳が慣れてきて聴き取れるようになってきます。そうしたら、聴き取れたPhrase を声に出して何回も言ってみます。それで、実際に日常会話で使うようにしています。この方法ならば、日本にいる間からでもできるのではないかと思います。

次に、日本にいる間から自分の長所や短所、看護師としての強みと弱い所、日本でどのような看護師としての経験があるか明確にしておくことが大事だと思います。こちらでは、必ず就職の面接で聞かれることで、雇用するにあたり病院側にどのようなメリットがあるか判断するためです。なかなか、自分のことをアピールするのは大変ですが、このアピール力があればアメリカで経験がなくても就職することは可能だと思います。また、私は日本で16 年働きリーダー業務や管理も経験しましたが、こちらでは、RNとしてすぐにそれを求められます。日本で経験していてもこちらでは学ぶことが多くあり、授業でもリーダーとしてどうしなければいけないかの判断を求められます。ですから、RN を目指す方は、日本にいる間から日々の業務の中でもLeadership とManagement を意識して働くことをお勧めします。

以上が、私がアメリカに来て看護学校に入り日本でも準備しておく必要があると思ったことです。慣れない土地で毎日が大変ですが、彼や家族の支えもあり、それ以上に得るものは多くあり毎日が充実しています。そして、日本での経験も大きな力となり私の土台になっているため、これから渡米する皆さんには、日本での看護師の経験に自信を持って来てほしいと思います。


Q. 今後の目標・予定・抱負などを教えてください。

今後の目標は、まず来年の12月に看護学校を卒業しNCLEX に合格することです。そして、いずれは病院で勤務したいと思いますが、その前に日系のクリニックやNursing Homeで経験を積んでからだと思います。そのためには、就職までに医療現場でLeadership を発揮できるように英語の学習も続けていきます。


Q. 「America Kango」留学カウンセリング・コンサルティング業務や代表の星さんについての感想をお願いします。

留学カウンセリングは、私の希望に沿ったプランをいくつか提案してくれました。今は、インターネット等から自分でいろいろな情報を集めることができますが、情報が多すぎて錯綜したり自身で看護学校を決めるのは、とても時間がかかると思います。一番早く看護学校入学やNCLEX 受験の道筋を提案してくれたこのカウンセリングは、とても意味があるものだったと思います。そして入国するにあたっての手続きなど、不安なことにも毎回すぐに対応してもらったり、それ以外に不安に思っていることを相談した時も、毎回星さんにポジティブな言葉をかけてもらい不安なことも解消していました。語学学校入学や看護学校編入の手続きも全てスムーズに進み勉強に専念できたのは、このカウンセリングとスタッフのリカさんの素早い対応があったからだと思います。

また星さんからは、私のプランに沿って私が次にするべきことを毎回的確に教えてくれたので全ての手続きがスムーズに進んだと思います。しかし、私が「America Kango」を選んだ一番の理由は、星さんの人柄です。星さんに出会う前は、アメリカの看護学校に入学なんて至難なことだと思っていましたが、いつも明るく不安な気持ちをかき消してくれる星さんと話をしていると、毎回私でもできるんじゃないかという考えになり、自信を持つことができました。実際こうして看護学校に編入できています。まだまだ、夢の実現の途中ですが、ここまで来れたのも「America Kango」の星さんとリカさんのおかげです。本当にありがとうございます。次は、看護学校卒業とNCLEX 合格、そして就職内定のご報告ができるように頑張ります。


星宣子から
文恵さんと最初にお会いしたのは、2014年3月です。渡米日に向けての準備期間を考慮し、常に「やっておくべきこと、力をつけておくべきこと、必要不可欠なこと」など、説明したことは確実にこなし準備してきた方だと思います。渡米前の書類収集、語学力アップ、渡米後すぐの医療英語受講、看護学校編入、そして、各ターム毎に着実に力をつけているのも、まさに日本の看護師として大ベテランの文恵さんだからできたのではないかと今は思っています。

ほとんどの正看護師から「日本の看護はこうだったのに…何でアメリカはこうなの?」「医療用語日本語だったら分かるのに、英語だと意味も想像つかない…」という言葉をよく耳にします。弊社にご相談いただく方のなかにも稀にいらっしゃるのですが、他力本願で必要な学習もしようとせず、ただただ半年が過ぎ、看護入試に合格できずに、結局語学学校終了後、本帰国する正看護師もいるのが現実です。

しかし文恵さんは「アメリカの医療はこういう状況なんですね。医療英語で〇〇の意味が分かりました、これが明確になると教科書の医療用語の意味が繋がりますね」と、常に前向きで学びの心を持った方でした。医療英語講師から、文恵さんは、常に予習をし、一つ一つ着実に身に付けている看護師だとお褒めの言葉を頂いたこともあります。

現在、文恵さんは上級を目指した看護学校在籍中ですが、これから新たに看護学校へ入学を希望する後輩たちにも、的確なアドバイスをしていることを伺いました。実際、文恵さんを目標にしている学生もいるのです。今後はベテラン看護師として、日米で活躍して欲しい一人です。応援しております。

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