日本滞在レポート第5弾 ~アメリカ看護留学セミナー/個人カウンセリング開催

3都市合計63名が参加。
2013年に初めて日本で開催した「セミナー/個人カウンセリング」は、回を重ねるごとに、全国各地からの問い合わせメールが大幅に増え、今では開催場所を東京のみならず、関西方面にまで拡大しています。
2016年7月、約11か月ぶりにアメリカ看護留学セミナー/個人カウンセリング第5弾』を敢行。約1か月の滞在で、4都市で合計63名とお会いすることができました。

《参加者》
現役看護学生をはじめ、正看護師、医療事務、看護大学講師、フリーターに加え、現在オーストラリア看護留学中の学生(渡豪中で、一時帰国中に参加)や、2年前にカナダで就労した後、日本に帰国し現在看護師として働いている方、そしてシングルマザーやフィアンセが米国軍人である正看護師など、たくさんの方にご参加いただきました。

《セミナー参加目的および質問(一部)》
NCLEX書類申請の注意点について。
アメリカの看護学校が閉校して困っている学生がいると聞くが、問題を未然に防げることがあれば知りたい。
アメリカで看護師になるための近道を知りたい。
日本でCNS(専門看護師)を持っているが、留学に先駆け、まずはアメリカでの医療現場見学を希望している。
アメリカ看護師資格を取得済みだが、再渡米して働きたい。
アメリカで看護師になるための費用が知りたい(授業料、生活費など)。


◆2016年6月27日電話カウンセリング

相談者 五十嵐洋子さん(仮名)34歳
オーストラリア看護留学中正看護師 大阪府出身

1年前に、大手看護留学会社に申し込み、現在オーストラリアに看護留学中です。将来は、オーストラリアでの看護師免許取得を考えているということです。

五十嵐さんによると、オーストラリアで免許取得しようと渡豪したほとんどの日本人たちは、3年ほどで帰国しており、いろいろな情報や憶測が飛び交うなか、このまま渡豪していても英語力が上がらず本帰国をするのではないか、何が真実なのか分からずに不安だということです。

渡豪した際、世話になった留学会社には相談せず、渡豪後も個人カウンセリングでは「不信感」だけが残り、一時帰国で現在にいたるそうです。

これからアメリカのNCLEX-RNを受けた場合、留学生の合格率はどのくらいか?などの質問を受けました。その後五十嵐さんは、大阪会場で開催されたセミナーにも参加され、具体的な資金面やNCLEX合格率、現地の看護師情報について話をしました。9月には一旦オーストラリアに戻りますが、年内中に帰国し、渡米は2018年9月を予定しています。

相談者 峰たかしさん(仮名)29歳
看護学生(専門学校2年)千葉県出身

日本で医療機器販売員として仕事に就いて2年が経つ峰さん。ネットで知り合ったミシガン州在住の看護師を目指す男性の情報を得てから、真剣に渡米を考えアメリカで看護師として仕事をしたいと思うようになったということです。

その後いくつかの留学会社に、アメリカで看護師として働くことについて問い合わせをしたものの「アメリカはビザが下りないからお勧めしません。ニュージーランドやカナダはどうか?」と勧められたそうです。

知り合いに聞いたりネットで調べていたのですが、この年齢で渡米することに不安は募るばかり。そんな折、同じ看護学校卒業生が書いた、びびなびのコラムを見つけ、代表の星と直接話をしたいと思い、連絡したとのこと。主な質問は、アメリカで看護師として働けるようになるまでの最短期間と費用、諸々の総額、そして自分のように卒業後、すぐの渡米をする人は他にいるのか、などでした。今後は、まず資金を貯め国家試験合格後、渡米を目指すそうです。


◆7月3日セミナー開催 & 個人カウンセリング(株式会社 ILIS留学情報センター)

【東京会場】
ニューヨークを本拠地に、さまざまな留学生徒のサポートしているILIS Inc(米国法人)株式会社Milestone ILIS(日本法人)との初コラボセミナーでした。両社とも、アメリカ看護 Hoshi World, Inc.現地留学会社立ち上げの頃からのお付き合いがあります。「留学で一番サポートが必要なのは、留学前と留学後である」と話すのは黒須代表取締役社長です。

初コラボセミナーでありましたが、参加者のほとんどが既に他社開催のセミナーに参加済みで、いろいろな情報を持ち、1~2年後の渡米を視野に入れて貯蓄をしているなどの計画を持つ方が多く、質問も「長期滞在するには?」「就労ビザ取得するのは?」など具体的な内容がほとんどでした。

また、個別カウンセリングでは「日本にいらした際に、オフィス面談で話が聞きたい!質問したい!」という帰国前からの予約者たちと個人カウンセリングを行いました。質問内容をメモし、個別カウンセリング後も、カウンセリングの内容が書かれたホワイトボードをスマホで撮影するような光景も見られ、驚くとともに熱心なことに感心しました。個別カウンセリングは、東京セミナー開催後に行なわれました。

セミナー参加者

セミナー参加者


◆2016年7月9、16~18日個人カウンセリング開催(栃木 宇都宮市) 

相談者 田島幸子さん(仮名)
大学病院正勤務 経験2年 ワーホリ経験有 岩手県出身

田川さんは、ワーキングホリデー(ワーホリ)を経験した後、家族の勧めもあり、キャリアチェンジをして看護師経験2年目を迎え、今度はアメリカでの看護師を目指したいとご相談に来られました。

NCLEX書類申請のため、ご自身で書類の準備をしていて、NCLEX書類申請における既定の各教科毎のブレイクダウンの仕方、SSN(ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)、CGFNS*(Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools)などの点で、どう進めていけばよいか困っており、主に書類について説明をしました。

現在は派遣契約で越境しており、来年3月までは渡米は無理なため、渡米前に書類準備をし、英語力は少し自信があるが今後どうしたらよいか、またNCLEX受験申請をする際、海外からの看護師たちはかなり厳しい審査があるということは現地の看護師からも聞いて理解したが、どうすればその厳しい審査を通るのかという質問をお持ちでした。

田島さんの場合、アメリカ国内での就職よりも、2020年の東京オリンピックでの日米看護師になることを強く希望しており、書類申請を問題なく通すことをなど具体的にアドバイスをしました。渡米は来年4月初旬を予定しており、カウンセリング後すぐに正式に弊社にお申し込みを頂きました。現在は、渡航先の州の居住環境と書類作成代行を開始し、地域の看護事情を含めカウンセリング中です。

相談者 斎藤美香子さん(仮名)
正看護師 外科勤務経験12年 神奈川出身

フィアンセが米国軍人のため、カリフォルニア州サンディエゴ移住を1年後に控え、昨年度、ご自身でカリフォルニア州でNCLEX書類申請をしたものの、必要単位数が足らず、2年以内に書類を揃え提出するようにという手紙が看護協会から届き、どうしたらよいか分からず現在にいたっているそうです。

実はこのような相談は、渡米してから頂くことが多く、年々増えているのが現状です。斎藤さんの場合、フィアンセとのご結婚で、留学生にとって取得が厳しいと言われるSSN取得が即可能なため、NCLEX書類申請が通り試験合格さえすれば、看護留学生よりは就労ビザの面でとても有利になるという状態です。

現地に通う看護学生でも、入学や編入時には問題がなかった成績証明書であっても、NCLEX書類申請時になると、アメリカ内で再度書類査定機関に送付しなければいけないケースもあります。この件に関しては、カウンセリングと弊社提携の専門家機関に書類査定を依頼することになり、書類再申請を来年1月に間に合うように作成開始しました。


◆2016年7月23日大阪セミナー開催 個人カウンセリング(株式会社 アットワールド デイーサイド留学情報センター)東京ライブ中継

昨年9月に開催された第3弾のセミナーに続き、アットワールドと弊社のコラボセミナーは今年3年目です。大阪会場では5名近くの参加者が集まり、東京会場からは10名が中継を介して参加しました。席や時間に限りがあるため、セミナーに参加できなかった方には、別途個人カウンセリングで対応するようにしました。

昨年のセミナーカウンセリング者に比べると、「2020年東京オリンピックに間に合うように、看護師としてアメリカ看護資格を取得したい!アメリカで看護師として就労したい!年々厳しくなるNCLEX書類作成について知りたい」と考えている方が多く、英語圏での専門職である看護師への意識は、より現実的になっていたと思います。

前回同様、全国各地からご参加いただきました。

大阪セミナー開始

大阪セミナー開始


◆2016年7月26日個人カウンセリング開催(あさひ主催 栃木)名古屋ライブ中継

第1弾セミナー開催していた会場の都合により、急遽、個人カウンセリングで対応しました。遠方にもかかわらず、参加者の中には栃木観光も兼ねて、長野、福島、山口から来ていただきました。

前回同様、個別カウンセリングを希望する方、セミナー参加者は、誤った情報に翻弄されたり、悪徳業者との苦い経験を持つ参加者が圧倒的に少なく、素直に受け入れてもらえたのが印象的でした。

4名の参加者から、渡米前に書類作成代行のお申し込みを頂き、2名の方から再来年4月を目安に渡米するので、既にお申込みを頂き、看護学校入学対策試験等の予習学習準備を開始しました。


第5弾セミナー/個人カウンセリングを終えての感想 (星 宣子)

5回目となった日本でのセミナーですが、まだまだ多くの方が、看護留学に関する正確な情報を得る機会がネット上での収集しかないのだと実感しました。

特に大都市在住者は、さまざまな看護留学セミナーに参加しているのにもかかわらず、アメリカ看護師国家試験最新情報や看護学校入学編入状況、そして国内看護師就労情報の現況を分からずに、5年下手すれば10年も前の情報を耳にしている話をしているという現実でした。

海外(アメリカ)看護師を考えている人の多くは、ネット上のアメリカ看護留学に関する書き込みサイトに惑わされている人が多いと今回も、一時帰国中ということでセミナーに参加後、個別面談をした人の中に、「アメリカ看護国家試験対策校に通っていますが、試験合格する前に、下手すると試験すら受験する前に本帰国になりそうです…」とおっしゃっていました。

また、オーストラリアやニュージーランド、カナダも視野に入れてセミナーに参加している方が多く見られたのが、今回日本へ行って感じたことです。

個人カウンセリングでは、「シングルマザーだがアメリカに看護留学し、子どもに英語習得させながら挑戦してみたい」「日本では看護大学院を卒業し、2020年の東京オリンピックで日米での看護経験として、1年でもよいから積んでまた日本で再就職したい」といったチャレンジ精神溢れる方が多かったように思います。
また印象的だったのは、皆さんが看護留学にあたり、必要な学校選びや就職条件などの事項よりも、書き込みの情報によって生まれた不安や心配を、私と話すことで取り除こうとしている感じを受けました。

日々感じていることですが、日本滞在中にも実際に何度も耳にしたのが、アメリカ看護留学を広告に謳いながら、実際には事実とは異なる情報を発信する人たちもいるようでとても残念です。

また現地情報を知らない看護留学会社の多くが、閉校寸前または売却中など経営の怪しい看護学校を紹介していたり、オーストラリア、アメリカ、カナダの国家試験対策校へ入学させていることでした。各国で就労するためには、最低限必要なビザ滞在資格が必要となります。それを必要としない対策校への入学だったら、日本滞在でも大丈夫ではないか?と相談者の話を聞いて私自身、それでも「就労できる看護留学?」といえるのかどうか?不審に感じました。

開かれているようで開かれていないアメリカ看護留学、または、各国の海外看護留学への道を、現地にいる私が医療従事者とのネットワークを駆使して、お伝えするのが重要な役目なのだと思いました。