日本滞在レポート第2弾 – 留学斡旋会社とのミーティング -

働きながら授業料を工面。看護留学準備の現状

ひと月におよぶ日本滞在では、東京で開催された3日間の個人カウンセリングに加え、留学斡旋会社や看護師就職斡旋会社、そして看護大学とのミーティングも行いました。 京都在住の留学斡旋業者の方には、東京まで足を運んでいただきました(ありがとうございます!次回は必ず私がお伺いいたします)。

なかでも看護師就職斡旋会社サンシャインの代表取締役である下平光明氏とは、日本に行く前からスカイプで打ち合わせを行っていました。 留学を検討中の現役看護師の多くは、授業料を捻出するために、昼・夜勤務で働きながら英語の勉強を続けているそうです。 また、渡米1年ぐらい前から準備を開始している人は84%以上に上るものの、看護学校の授業料と別途に生活費にどのくらいかかるか、などの具体的な質問が同社に寄せられるのは渡米6か月ほど前ということでした。

また下平氏とは、日本で実際にお会いした際に、以下のような点についてお話しを頂きました。
• 看護留学を志す看護師たちのサポートをしたい
• 看護留学を終えて帰国する方を対象にした就職斡旋の協力体制を確立したい
• 星さんと提携したい留学センターが増えることが予想されるので、今後もいろいろと話し合いたい
• 星さんから正看護師たちをご紹介頂きたい

看護師就職斡旋会社 サンシャイン代表取締役の下平光明氏

看護師就職斡旋会社
サンシャイン代表取締役の下平光明氏

看護留学の正しい知識と情報をどう伝えるか

というわけで、約1か月にわたる日本滞在があっという間に終了しました。 予定していなかったことと言えば「滞在中になんとかお会いできませんか?」「関西方面には来られる予定はありますか?」とご連絡を受けた専門学校が2校、留学斡旋会社が6社もあったこと。 それも大阪、京都、名古屋、新潟からです!

今回改めて、日本には看護留学に興味や関心がある方がたくさんいらっしゃるのだと確信しました。 個人だけでなく看護留学斡旋会社の人達も、留学についての正しい知識と情報を必要としているのです。 しかしその方たちがどうやって私に繋がるか、そして情報提供の場をどこに設けるかです。 それが今後の課題だと感じました。

【今後の課題】

• 看護留学についての質問に対し、どれだけ分かりやすく説明できるか?
• 看護留学における落とし穴とは何か?
• 看護留学での必要条件とは何か?
• 看護留学を目指す人達の進路とそれまでの経過を正確に伝える必要がある


【スペシャルコラム】私を形成した"人"との出会い "自分らしく、頑張りすぎず、自然体でいこう!" (星 宣子)

私が現在の仕事に就く前は、教員として働いていました。 その後、縁あってこの業界に入り、看護留学を目指す方たちのお手伝いをさせていただいていますが、今の私を形成したのは、やはり人との出会いです。 今回の日本滞在中に、私が心から尊敬してやまない恩師と懐かしい旧友との再会を実現させることができました。

恩師とは十河正博先生です。 個人カウセリングの合間を縫って、宇都宮大学で行われた先生の講義を受けてきました。正直なところ、難しい講義だろうと思っていましたが"自分自身を振り返り、そして心に残る"大切な時間となりました。

十河正博先生は、私が唯一尊敬する教師です。かつて高校体育教員ながら、初のJリーグサッカー審判委員や国際審判員を務め大活躍された方です。 現在は、宇都宮大学保健体育教授として、将来教員を目指す大学生たちが在籍する保健体育体育学科を担当するほか、サッカーではJリーグ審判委員長として活躍。 どんな時も授業が一番!教材研究をしない日々がない先生なのです。

十河先生を尊敬する理由はたくさんありますが「とても正直で一生懸命、誠実」であるということ。 そしてポジティブに行動できる人というのが大きいです。 実は先生は、昨年胆嚢がんのため余命6か月と宣告されました。 今年4月には病院でできる最後の治療や放射能治療を終了しています。 入院中や通院中であっても「自分が動けなくなる時が必ずくるはず。でも命のある限り出来ることはしたい。せっかく退職してこれから家族と費やせる時 間が増えたのに、やり残している事がありすぎる、絶対まだ死にたくない」という先生の言葉には、涙よりも勇気を頂いています。
高校体育教員は、家族と過ごす時間や自分自身を振り返る時間よりも、受け持つ生徒たちとの過ごす時間が長いのです。 振り返ると誰のために生きてきた人生なのか?と思う人が多いのではないかと思います。

今回十河先生にお会いして再度学んだことは、命を与えて貰った時から、自分自身が成長し続けるための努力や困難に負けない強くポジテイブな気持ちを持ち続けること!でした。

そして懐かしい旧友との再会もありました。現在宇都宮市南高校で保健体育教諭として教鞭をとる遠井努保健体育教諭です。遠井先生はバトミントンオリンピック審判委員を務めています。

私と遠井先生との出会いは教員時代。 彼が十河先生のもとで新任研修を受けていた頃です。 日本でバトミントンを広めた第一人者である遠井稔氏を父に持ち、青年時代は人には理解してもらえない悩みも多かったようです。 今回お会いした際も「新任研修時に十河先生との出会いがなければ、周りからのプレッシャーで押しつぶされていた人生かもしれないなあ」とおっしゃっていました。 バトミントンやって当然!出来て当たり前!時として人はある事ない事を自分の都合に合わせて語りがちです。 それに惑わされる事なく、信念を持って「自分らしく、頑張りすぎず、自然体でいこう」を実践している方です。

2012年のロンドンオリンピックでは、初の日本人国際審判の役目を果たし、また現役の高校体育教師でもあり部活動の顧問でもある彼は、十河先生同様、自分の時間を削り仕事に全身全霊を傾けています。 「今後、遠井先生は何を目指しているの?」とお聞きすると「やっぱり自分のチームを優勝させる事が一番だな」とのこと。 遠井先生の目指す道を陰ながら応援していこうと思いました。

今後も人との出会いを大切にしていきたいです。 先生方、本当にお忙しい中、お時間を作っていただき有難うございました。 十河先生!また、帰国する日まで元気でいてください。

「自分らしく、頑張りすぎず、自然体でいこう!」

十河先生(右)遠井先生(中央)

十河先生(右)遠井先生(中央)